令和2年予備試験論文式試験 商法 答案構成
答案分量は2頁。時間は75分(検討40分、解答35分)
問1
B
直接取引であることの認定
総会がないが356Ⅰの趣旨→一人会社の場合株主が同意すればおk
→本問は甲をAが代表して承認→おk
責任なし
手段は最終完全親会社株主の発起人等に対する特定責任追及を想起。文言を引きながら丁寧にあてはめる。
A
423Ⅰ Bに本件買取りを承認した行為が善管注意義務(330)違反として任務懈怠とならないか。本件承認は「取締役」としての業務執行(348Ⅰ)と認定したか、会社代表行為(349Ⅰ)と認定した。
経営判断原則の規範定立(経営についての専門技術的判断→経営判断が著しく不合理であることが明白な場合に限り、善管注意義務違反となる。)
お祝いだからどうのこうの言っているが、額は販売価格と同価格で著しく不合理であるとまでは言い難い云々。
責任なし
手段は847Ⅰ・Ⅲ・Ⅴ。こちらは当てはめがやや雑になってしまった記憶あり。
問2
株式譲渡→名義書き換え
特別支配株主の異動があるが一人会社なので総会はなくてOK
とだけ2行ほど走り書き
感触:C〜D
・20分くらい考え込んで丸切りわからなかったので諦めて民訴へ。55分程度で終わったので戻ってきて再度20分ほど考える。
・見たことがない類の問題だったので難問と判断して、考える時間を最大限伸ばす方針に。問1だけそれなりに見えた気がするが問2は完全に死亡。相対的にはまずまずだと思いたい。
・直接取引の任務懈怠の推定規定引忘れた。終わり。ただ1人会社の特殊性に触れてAの経営判断原則のあてはめも充実させられたのでそこで相殺か。
・最終完全親会社株主の発起人等に対する特定責任追及をなんとか想起できたのが嬉しかった。短答知識が活きるって嬉しいね。