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日々の雑感と勉強の記録

令和2年予備試験論文式試験 民法 答案構成

答案分量は2.5頁。時間は70分(検討10分、解答60分)

 

問1

無権代理人が相続した場合の追認拒絶の可否の判例の射程が及ぶかを検討

→及ばないとして、身上配慮義務等から本人の合理的意思解釈→裁量の逸脱濫用あれば追認拒絶不可との規範立てる。

治療入院、金借りについて、「身の回りのことは何でも一人で行っていた」という反対事実に触れつつも、生命身体の危機状況であるがゆえ通常入院して金も借りるだろうという経験則から合理的意思に合致するとして、追認拒絶は逸脱濫用となり不可とした。

 
黙示の代理権授与を認めることにより表見代理が成立する余地がないか検討した記憶があるが、代理権授与を認めたかが思い出せない。たしか「身の回りのことは何でも一人で行っていた」という事実に触れて否定した。

 

問2
詐害行為取消を善意だから不可として、債権者代位肯定

詐害行為取消はあっさり否定、債権者代位も各要件ごとにきちんとあてはめはしたが、結構あっさりとした検討になってしまったかもしれない。

 


感触:C

・傾向変えるなー

・何が聞きたかったのかよくわからない。出題の趣旨が掴めていないとすると評価転落の可能性もあるか。ただ無難な答案にはできた印象。